素晴らしかった海外世界遺産50選



魅力的な旅行先の多くは世界遺産になっている。世界遺産の数は、今や1200を超えた。訪問した海外世界遺産は180ほどである。その中で特に素晴らしかった50を選んでみた。50という枠は意外に厳しく、残念ながら選ばなかった重要な世界遺産は説明文中に太字で記した。

北米、南米、オセアニア、アジア、アフリカ、ヨーロッパの順に示す。名称は正式のものでなく、略記したり、通称を用いたりした。番号は整理のためで、重要度とは関係ない。このサイト、あるいは4トラベルに旅行記がある時は、リンク先を旅行記と青文字で記した。

1. カナディアンロッキー

急峻な山々に囲まれた湖、ことにモレーン湖の美しさは忘れられない。また、ビッグホーンシープに出会ったり、氷河を始めて見たりして興奮した。

ニューヨークのアインシュタイン医科大学で働いていた1970年代の初めに訪問した。続いて記すアメリカ合衆国の国立公園も同様である。50年以上前のことだが、今日でも、これらが人気の場所なのは嬉しいことだ。

2. イエローストーン

ヘラジカを始めとする野生動物と伸びやかな景観に感動した。巨大な間欠泉、オールドフェイスフルや美しい石灰棚、ミネルバテラスなどの火山地形も素晴らしかった。

3. グランドキャニオン

国立公園の中に宿をとり、日没を眺めた。キャニオンの闇が深くなるにつれて、永劫ともいえる長い時が流れて行ったように感じた。

4. ヨセミテ

生い茂るセコイアの巨木、落差700mを超えるヨセミテ滝などの景観が見事だった。

5. カリフォルニア湾

ロレート沖でのホエールウォッチングでシロナガスクジラやナガスクジラに出会った。旅行記

6. テオティワカン

太陽のピラミッドに登ることができ、そこから広大な遺跡を見渡した。神殿などの細部の装飾も見ごたえがあった。旅行記

7. チツェンイッツァ

写真のように、ピラミッドの形が美しかった。別の場所にはマヤ文明独特の建物もあった。旅行記


8. イースター島 (ラパヌイ)

多くのモアイを見ることが出来るけれど、表紙の写真に示したアフ・トンガリキのモアイが一番だ。午後の光を浴びる姿と、日の出時のシルエットが特に素晴らしい。旅行記

9. イグアスの滝

アルゼンチン側からは滝を見下ろせ、迫力があったが、人工物が目に入ることもあった。ブラジル側からは、より自然な姿を見られた。両方を経験出来てよかった。

10. ガラパゴス

動物が人間を恐れないのが素敵である。ウミイグアナ、リクイグアナ、ゾウガメといった希少な生き物に出会えた。さらにアホウドリの求愛ダンスとマンボウまで目撃した。旅行記

11. マチュピチュ

数ある世界遺産の中でも屈指の存在だ。アンデスの山々と蛇行する川に取り囲まれた見事な場所にある。ホテルが遺跡の近くだったので夕刻や、朝にも見学できた。写真は朝霧の中から現れた遺跡の重要部分、そして全景である。旅行記




12. グレートバリアリーフ

南部のヘロン島ではウミガメの産卵を観察した。北部のリザード島周辺のサンゴ礁は、当時は、夢の様に美しかった。旅行記

13. カカドゥ

オーストラリアにある広大な熱帯湿地だ。景観が素晴らしく、クロコダイルや多彩な鳥類に出会えた。先住民が残した壁画も興味深かった。

14. 始皇帝陵 (兵馬俑)

立ち並ぶ兵士たちの像は迫力満点であった。万里の長城は2度訪れたけれど、悪天候だったり、混みあった部分が 大半だったせいか、期待したほどではなかった。

15. 九寨溝

清らかな水の色と美しい水の動きが印象的だった。混んでいる所も多かったが、ガイドさんが裏道を案内して下さると、別世界のような光景が広がっていた。

16. バガン

ミャンマー国、バガンの緑豊かな平原に仏塔が林立していた。壮大な光景で、ことに日没の頃、仏塔から見下ろしたのは最高だった。旅行記 

アンコールワットも見事な遺跡だけれど、修復作業用中で足場が目立って、外観を楽しめなかったのが残念だ。

17. タージマハル

大きく、まろやかに光っていて、写真に示すように期待通りの美しさだった。テラスに上り、大理石に貴石がはめ込まれている様子を眺めることも出来た。


18. サマルカンド

シルクロードの都市として長い歴史を持っている。建物の青い装飾が青空に映え、青の都と呼ばれる光景を満喫した。写真はチムール王霊廟の入り口だ。旅行記旅行記2


19. ペトラ

岩に彫られた神殿などの遺跡を見学した。岩の色や模様が美しく、遺跡の雰囲気を盛り上げていた。遺跡の入り口に宿を取り、ちょうど24時間で主要な場所を回ることができた。旅行記


20. メンフィス周辺のピラミッド

稜線がスッキリした、ギザの巨大なピラミッドはやはり素晴らしかった。一番楽しかった経験は、パノラマポイントから歩きだし、写真のように3つのピラミッドが重なる地点に行き、更にピラミッドに向かって進んだことだ。ホテルでチャーターした車の運転手が案内してくれた。



21. ルクソール(テーベ)

カルナック神殿の列柱は期待通り見事だった。王家の谷で見た墓室の神秘的な美しさには深く感動した。

22. アブシンベル

神殿は予想通り壮大だった。内部のレリーフにも心惹かれた。戦いの場面では人も馬も躍動しており、ギリシャ文明の先駆けのように感じた。

23. セレンゲティ

2月に訪問した。サバンナは緑で、セレンゲティ平原の南部にヌーやシマウマが集結していた。沢山のヌーの赤ちゃんにも出会った。旅行記


24. ンゴロンゴロ・クレーター

クレーターの中をサファリドライブし、多くの動物を見た。クレーターの縁をハイキングしたのも楽しかった。旅行記

25. ビクトリアの滝

南部アフリカ最奥の地で、ザンベジ川が大地の裂け目に雪崩落ちる。幾つかの滝は、それぞれ良かったけれど、午後の光の下では東の滝が最高だった。滝つぼから上がる水しぶきは、漂う雲となり、そこへ二重の虹がかかっていた。

26. ナミブ砂漠

高さが300mを超えるのもある巨大な砂丘群である。写真の中央下部に人物が立っており、比較すると大きさが分かる。砂丘に登り、果てしなく続く砂丘群を見渡した。旅行記


27. イスタンブール

巨大なモスクの尖塔が天を突く、壮大な都市だ。エーゲ海クルーズで海から見た光景が一番印象的であった。東ローマ帝国時代に作られた貯水池である地下宮殿も興味深かった。

28. デルフィ

山の斜面を削って作った台地にアポロンの神殿跡などの遺跡があり、神聖な雰囲気が漂っていた。アクロポリスは立派な遺跡だけれど、工事用の足場が気になった。

29. トロイツェ・セルギエフ大修道院

モスクワ近郊にあるロシア正教の修道院。敬虔な信者たちが多数参拝していた。クレムリンとその周辺の聖堂も美しいが、こちらが、よりロシアらしかった。旅行記


30. ブダペスト

ドナウ川の両岸に王宮や国会議事堂などの見事な建物が聳えていた。写真はドナウ川クルーズで見た夜景である。旅行記


31. ノイシュバンシュタイン城

ドイツを代表する美しい景観だろう。近代の城であるが、最近、世界遺産となった。写真はマリエン橋からの眺めである。旅行記


32. ガイランゲル・フィヨルド

ネーロイフィヨルドと共に西ノルウェーフィヨルド群として登録されている。どちらの景色も素晴らしい。旅行記


33. イルリサット・アイスフィヨルド

コペンハーゲンから飛行機を一回乗り替えるだけで、グリーンランドの大氷山を眺めることが出来た。旅行記

34. ロンドン塔

世界最大のダイヤモンドを見て、興奮した。ウェストミンスター大寺院なども大英帝国の歴史を偲べる場所だ。

35. ストーンヘンジ

緑の敷地の中に立つ、先史時代の美しい遺跡だった。

36. ヴェルサイユ

宮殿も庭園も壮大で見事だった。私がパスツール研究所で1977年から1年間働いた時、私達一家はパリに住んだ。そしてフランスの主要な世界遺産を含めて、ここに記した10の世界遺産を訪れた。若く、感受性豊かな時に有難いことだった。

37. ロアール渓谷

レンタカーで幾つかのシャトー(古城)を巡った。シャンボール城が最高だった。雨上がりに光を浴び、白壁の上の塔が黒く輝き、王者の風格を見た。

38. シャルトル

聖堂のステンドグラスは衝撃的に美しかった。その後、ランス、ミラノ、ケルン、ストラスブールなどの聖堂も見て、記憶が曖昧になったけれど、シャルトルのステンドグラスがトップクラスなのは間違いない。

39. モンサンミッシェル

フランス北部の寂しい海辺(小島)に築かれた壮大な修道院である。尖塔は激しく天を目指し、禅寺のような緊張感があった。同時に、厳しい自然と戦おうとする北方西欧人の性向とエネルギーを感じた。

40. ヴェゼール渓谷の先史遺跡

ラスコーの洞窟壁画が最も有名である。ラスコーではコピーを見ることになるが、それでも描かれた動物たちが躍動していて感動的だった。本物を見ることが出来る遺跡もあった。旅行記

41. ローマの水道橋 (ポン・デュ・ガール)

ローマ文明は市民のための設備を作ることに力を注いでいる。南フランスで見た水道橋は、今でも橋としては機能しているほどに頑丈だ。小高い所から見ると、木々の緑をまとった姿になり、ひときわ美しかった。


42. ユングフラウ

登山電車でユングフラウヨッホまで行き、あたりを散策して山々と流れ下るアレッチ氷河を見た。帰りはアイガーグレッチャーで途中下車してクライネシャイデックまで歩いた。ユングフラウを盟主とする山々が巨大な壁を作っているのを眺めながらで、アルプスらしいハイキングだった。

43. ヴェネツィア

聖堂や宮殿の観光も良かったけれど、ゴンドラに乗って細い水路を行った経験が最高だった。スクリューで水をかき回すことがないので、水路の青さがそのままに分かり、建物とマッチしていた。

44. フィレンツェ

レンガ色の屋根の家々も大聖堂も美しい街だった。私たちはルネッサンス芸術の傑作を見て回った。ヴィーナスの誕生、ラファエロの聖母、ミケランジェロのダビデなどなどを、ゆっくりと身近に鑑賞できた。写真はダビデ像を遠景とした記念写真である。


45. ローマ

いくつかのローマ遺跡を訪問した。なかでもフォロ・ロマーノはローマ帝国の政治的中心地であり、シーザー暗殺など、ここで起こった事柄に思いを馳せて、感慨に浸った。

46. バチカン

カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂は壮大だった。その入り口付近にはミケランジェロのピエタがある。イエスの亡骸を支える聖母マリアは若く清らかに美しく、悲しみの表情が心を打った。ミケランジェロの天井画などを擁するシスチーナ礼拝堂も見事だった。

47. パエストゥム

南イタリアにあるギリシャ遺跡で、緑の草地から美しいギリシャ神殿が立ち上がっていた。ポンペイのローマ遺跡もローマ人の日常生活が伺われて興味深く、近くにはローマ時代の色鮮やかな絵が残る秘儀荘があった。


48. ドロミテ

東アルプスの一部で、岩山と緑の森や草原の対比が美しい。写真に示すトレチーメの岩峰を一周したり、高山植物の花を楽しんだりして、素晴らしい時を過ごした。旅行記旅行記2


49. ストロンボリ

イタリア南部、エオリア諸島にある火山島で、定期的に噴火するので火山の観察に適している。訪問した時は活発な活動期で、中腹までしか登れなかったけれど、大規模な噴火や、溶岩の流れ出しを見ることが出来た。旅行記

イタリアは奥の深い国で、これ以外にも、ラヴェンナ、ピサ、シエナと見所が多かった。


50. アルハンブラ宮殿

イスラム芸術に初めて接して、感動した。噴水や水路が美しい庭園も良かった。

スペインでは、古都トレドの雰囲気も味わい深かった。サグラダファミリアも感動した場所である。一階から見上げる聖堂内部の眺めは、森の中にいるような安らぎに満ちていた。しかし、この部分は、出来上がってから時を経ていないので、世界遺産区域でないのが残念だ。

こうやって振り返ると、多彩な世界遺産を訪れている。無事に訪問出来た幸運に感謝したい。















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